長年の使用で劣化してしまった、シートの破れを修理します。シート生地が破れて、中のスポンジがヘタったり、えぐれてしまった。こんな時は、シートを張り替えるのではなく、シートの破れた部分のみを施工するだけでOKです。オリジナルの風合いをいかしたいレストア時やコストを抑えたい場合の施工例を紹介します。



①乗り降りする側のシート破れ。中のスポンジもえぐれています。反対側にはタバコの焦げあとが。こんな時は、その部分の生地だけをを交換します。



②シート表皮をはがしたあと、スポンジを修理します。えぐれたところに硬質ウレタンを入れて成型します。(画像左)次に、補強用の生地を貼り付けます。(画像中)そして、さらに仕上げ用のスポンジを貼り付けます。(画像右)これで、シート中身の修正ができました。完成後、修理したとはわからないでしょう。



③はがしたシート生地を分解して、新しい素材を縫製し、取り付ければ、このようになります。



④カバー類を取り付ければOKなのですが、上のようにプラスチックパーツが破損している場合は新しいものに交換します。


⑤反対側のカバーも取り付けて、作業完了です。


⑥スポンジのヘタリもなくなって、シャキッとしました。タバコの焦げあとも消えてスッキリしました。 最後に、掃除をして作業完了です。
以上、シート破れの修理方法を紹介しました。